※このお話は作者土井真希さんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加えています。

■これまでのあらすじ
会社員・けんとの唯一の趣味は妻・モカの手料理を食べることだった。しかし、結婚2年目にモカの妊娠が発覚。つわりを理由に質素な夕食が並ぶようになり、けんとは不満を募らせていく。

モカにどうにか以前のような手料理を作ってほしいけんとは何度もおねだりするが、そのたびに撃沈。それどころか、自分は一切努力せずに料理をすべて妻に押し付けようとしたことで、「もうご飯は作らない!」と宣告されてしまう。

「妻が料理を作ってくれない」という愚痴に、唯一共感してくれた上司から頻繁に飲みに誘われるようになるも、まったく楽しくない日々。やはり妻の手料理が食べたいと考えるけんとだったが、モカから「子どもに興味ないの?」と聞かれて…。










産まれてくる子どもよりも自分の食事を心配するなんて、ちょっと異常な気が…。

先のことを考えても不安しかなく、離婚を考えるのも当然です。一方、妻の覚悟を聞いたけんとは…?

(土井真希)