女性のうつ病は「ホルモン変化」と家族関係がカギ？PMSから更年期まで徹底解説【生活に役立つメンタルヘルスさん・連載第3回】

2025年6月19日 12時0分

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【ECHOES連載企画】その“違和感”、実はサインかも──女性の心と発達に潜む見えないSOS（全4回中の第3回・毎週木曜更新）
第2回>>『「だらしない性格じゃない」家庭生活で見られる″女性のADHD″6つのサイン』

YouTubeチャンネル「生活に役立つメンタルヘルス」の動画『女性特有のうつ病を知っていますか？【PMS】【更年期うつ病】【思春期うつ病】』では、ナレーションを通じて女性のうつ病に潜む意外なリスクと、その背景についてわかりやすく解説している。

動画の冒頭で示されたのは「日本人の6〜7人に1人が一生のうちにうつ病を経験する」という調査結果だ。さらに「男性の場合10人に1人、女性の場合5人に1人」という性差が強調され、「女性の方が、2倍もうつ病になりやすい」と指摘する。

その理由について、「1つ目は卵巣で分泌される女性ホルモン・エストロゲンの変化が脳のセロトニンに影響し、うつ病発症に深く関わっている」と説明。「2つ目は、共働き・出産・子育て・介護など、女性の方が生活上の役割変化が多く、それがストレスとなってうつ病リスクを高める」と分析している。

とりわけ注目したいのは「ライフステージごとに見られる女性のうつ病6種類」を紹介した点だ。思春期うつ病では「小学生でも1割、中学生では2割にうつ傾向がある」とし、「やる気の低下や遅刻・欠席、朝起きられないなどの症状が“怠け”や“わがまま”と誤解されがち」と語る。

また、月経前症候群（PMS）については「月経前のおよそ1週間に腹痛やイライラなどの不調が出る」「これはエストロゲン急変によるもので、心の症状が強い場合は月経前不快気分障害（PMDD）と呼ばれる」と詳述。失恋・浮気によるうつや産後うつ病、更年期うつ病、老年期うつ病まで、それぞれの背景や特徴的な症状を丁寧に解説している。

「女性のうつ病は女性ホルモンの変化が大きな原因」としながらも、「ライフステージごとに発病の背景には家族関係の問題も大きく関わっている」と締めくくる。さらに、「良くしていくためには病院の治療だけでなく、家族の協力も必要」だと呼びかけており、本人だけでなく周囲も正しい理解を持つことの大切さを強調していた。

本動画は、女性自身はもちろん、家族や職場で支える立場にある人にも役立つ内容となっている。

【ECHOES連載企画】その“違和感”、実はサインかも──女性の心と発達に潜む見えないSOS
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第2回『「だらしない性格じゃない」家庭生活で見られる″女性のADHD″6つのサイン』
第4回『更年期うつ病の引き金「喪失感がスイッチになる」4つの出来事』

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