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 ◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第4戦 日本7―6キューバ(2024年11月17日 天母)

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は17日、各地で1次ラウンドが行われ、B組の日本代表「侍ジャパン」は台湾の天母球場で行われた第4戦でキューバと対戦。しびれる接戦を1点差で制して無傷の4連勝を飾り、1次ラウンド1試合を残して同組首位でのスーパーラウンド進出を決めた。

 台風25号から前日16日に変わった熱帯低気圧の影響で雨、風ともに時折強くなるなかでの一戦を勝ち切った。

 6―6で迎えた8回だった。キューバのマウンドには6回から6番手として登板し、3イニング目となったソフトバンクのモイネロ。1死一、三塁から打席に立ったのはチームメートの栗原(ソフトバンク)だったが、浅い左犠飛で小園(広島)の代走に出ていた三走・五十幡(日本ハム)が快足を飛ばして勝ち越しホームイン。これが決勝点となった。

 試合後、栗原は「なんかいろいろ、疲れました」と苦笑。チームメートのモイネロからの決勝犠飛に「もう少し対戦を楽しめたら良かったけど、そういう場面でもなかった。凄く力が入った」と振り返った。

 打った瞬間は「もう、お願い。イソ(五十幡)、イソお願い、と思った」と三塁走者の五十幡の足を信じた。「安心感があった。良かったです」と安どの表情。

 同点に追いつかれる嫌な展開に「ほんとに全員が力を出し尽くしながらやっていた。ピッチャーも、中継ぎも先発もみんなで耐えながらやっていた。そういう中で勝てて良かった」と話した。

 4連勝で首位通過し「全勝で帰るのが目標だった。それができてうれしい」と笑顔を見せた。