維新の会代表選、4氏の争い…党再建策や「是々非々」路線めぐり論戦へ
日本維新の会代表選が17日告示され、吉村洋文大阪府知事(49)、金村龍那衆院議員(45)、空本誠喜衆院議員(60)、松沢成文参院議員(66)の4氏が立候補を届け出た。
衆院選の敗北を受けた党再建策などが争点となる。12月1日に大阪市内で行われる臨時党大会で新代表が選出される。
維新は衆院選で公示前から6減の38議席となり、比例票は前回選から約300万票減の約510万票にとどまった。馬場代表の責任を問う声が強まり、党規約に基づき、党所属の国会議員、地方議員、首長に代表選開催の賛否を尋ねた結果、賛成多数となり、代表選実施が決まった。
4氏は17日、大阪市内で街頭演説や記者会見に臨んだ。期間中はオンライン討論会や東京などでの演説会が予定されている。来年夏の参院選に向けた党の立て直しに加え、与党が衆院で過半数割れとなったことを受け、従来の政府・与党への「是々非々」路線を維持するかどうかも議論となりそうだ。
代表選の有権者は国会議員や地方議員ら特別党員846人と、党費を2年以上支払った一般党員2万5025人の計2万5871人。特別党員と一般党員は同じ「1人1票」を投じ、最多得票者が次期代表となる。