バカリズム 松本人志の訴訟終結コメントに「独特な表現というか、独特な文章だなと思った」
お笑いタレントのバカリズムが１７日、フジテレビ系「ワイドナショー」（日曜・午前１０時）に出演。女性問題を報じた「週刊文春」発行元の文芸春秋らを名誉毀損で提訴したダウンタウンの松本人志が、訴訟を取り下げた件について、私見を述べた。
松本は裁判の終結した際に代理人弁護士を通じて、「松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」とした上で「裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」と説明。報道にあった女性らとの会合への出席した事実を認め「参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直におわび申し上げます」と謝罪した。
コメンテーターとして出演したバカリズムは「コメントを読んだときに、独特な表現というか、独特な文章だなと思ったんです」と切り出し「ってことは、コメントを出す上で、松本さんが絶対的に譲れない部分があってそれを守りつつ。文春さん側にも譲れない部分があって守りつつ、お互いがギリギリ譲れない部分を守りながら、調整しつつ、歩み寄って歩み寄ってできた文章なんだろうなと、すごく感じました。終結させるために、ここが落とし所だったんだろうなと感じますね」と述べた。
ＭＣを務める東野幸治も「僕も、松本さんのコメントの中に複数の人がいてるような感じの文章」と感想。犬塚浩弁護士は「私の推測ですけど、松本さんが取り下げることを文春側が同意するにあたって条件があって、松本さんの謝罪があったと思う。どういう謝罪をするかは文面については、同意する側がチェックしているだろうと思います」と推測した。
松本は、女性に性的行為を強要したとの報道をめぐり、「週刊文春」発行元の文芸春秋などに５億５０００万円の損害賠償などを求めた訴訟は８日、双方の話し合いで松本側は訴えを取り下げ、文春側が同意して裁判が終結した。
