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アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利しましたが、日本製鉄は決算会見で、USスチールの買収計画について「年末までに買収を完了できる」との見解を改めて示しました。

日本製鉄 森高弘 副会長
「トランプ氏については、素直にですね、勝利を祝福したいのと、今後の活躍を期待したいと思います。政治性については、今回、選挙も終わったことで、ようやく案件の本質について冷静にきちんとした議論ができる環境になったと思っていますので、間違いなく、これは年末までにはクローズできるというふうに考えています」

日本製鉄の森副会長はきょうの決算会見で、アメリカの鉄鋼大手のUSスチールの買収は「年末までに買収を完了できる」と強調しました。

日本製鉄とUSスチールは、去年12月に買収で合意しています。しかし、USW=全米鉄鋼労働組合が反対を表明しているほか、アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ前大統領も選挙戦で「即座に阻止する」と述べ、反対の姿勢を示しています。

会見で森副会長は、審査をしているアメリカ政府の委員会の承認と、競争法当局の承認を残すのみだと説明していて、現在のバイデン政権のもとで年末までに判断が下されるとしています。