【米大統領選】「トランプ氏の強さ浮き彫り」現地メディア 有権者の7割が暴力を懸念
アメリカ大統領選挙の開票が進んでいます。共和党のトランプ氏が、勝敗のカギを握る7つの激戦州のうち、ノースカロライナ州とジョージア州で勝利を確実にしました。アメリカメディアは、今回の選挙をどう分析しているのでしょうか。
トランプ氏は、ほぼ全ての州で前回選挙の2020年と比べて得票率を伸ばしていると分析しています。また、トランプ氏が制したハリケーンの被災地、ノースカロライナ州について「人口が若返って、多様化しているのにもかかわらず、トランプ氏の政治的強さが浮き彫りにされた」と評しています。
NBCの出口調査によると有権者が重視したポイントは「経済」と「民主主義のあり方」だということです。
激戦州各地を取材しましたが、パンデミック後に、物価高が続くアメリカ経済について、有権者は口々に物価を少しでも安くしてほしいと訴えていました。現政権の経済政策への不満が、トランプ氏支持へとつながった印象です。
また投票をめぐっては、ジョージア州など全米5州の少なくとも50か所で爆破予告があったということです。FBIは、「爆破予告の多くは、ロシアの電子メールドメインから発信されているようだ」としていて、捜査を続けています。
CNNによると、選挙の結果を受けて暴力が起こることを懸念しているのは有権者の7割にのぼるということです。