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 吉本興業は、三菱商事と「笑い」による生活者の健康課題解決、「お笑いコンテンツ」の海外展開、DXを活用したコンテンツ制作等を含む事業共創の検討について合意し、業務提携契約締結した。

 日本では超高齢社会の到来を見据え、認知症や脳の老化等の予防、ウェルビーイングの実現等が求められている中、笑いが健康にもたらす効果が改めて注目されている。吉本興業と三菱商事は、笑い×ヘルスケアで生活者の健康課題解決を目指す。また、三菱商事は日本の優れた無形資産をブランドとして広く海外へ展開していく方針であり、吉本興業が有する日本のお笑いコンテンツを魅力ある無形資産として、共同で海外へも届けることを構想していく。

 生活者の健康データの捕捉やモニタリング、お笑いコンテンツの制作等にあたっては、三菱商事のもつDXの知見を活用し、お笑い×デジタルによる新しい付加価値共創を目指す。

 今後は同契約に基づき、吉本興業はこれまでの事業で培ったコンテンツやコラボレーショングッズの企画・制作を担い、三菱商事は国内外における人材とネットワーク、デジタル・ヘルスケア等の事業知見、小売り・雑貨等の製造販売網を活用するほか、人材を交流させることで新規事業の創出を目指す。

 具体的には、(1)笑いによる健康課題解決を基軸とした新規サービス(2)デジタル技術を活用した新規コンテンツの共同制作・配信(3)お笑いコンテンツの海外展開(4)両社グループの事業基盤を活用した地域活性化(5)グッズ製造・販売(6)そのほか新規サービスについて共同検討を開始する。