ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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WS第2戦で負傷後もプレー

 米大リーグ・ドジャースは5日(日本時間6日)、大谷翔平投手が左肩の亜脱臼による関節唇損傷を修復するための手術を受け、成功したと発表した。ヤンキースとの間で争われたワールドシリーズ(WS)第2戦で負傷後もプレーを続けたが、米記者は負傷してから大谷が叩き出した驚愕の数値に注目している。

 大谷は10月26日(日本時間27日)に行われた第2戦の7回に四球で出塁したが、その後に二盗を試み失敗。スライディングの際に左肩を負傷し、グラウンドに寝転がったまま苦悶の表情を浮かべていた。亜脱臼と伝えられ、3戦目以降の出場が危ぶまれたが出場に踏み切り、優勝を決めた第5戦までフル出場。負傷後の3戦は合計で11打数1安打だったが、選球眼を発揮して四球での出塁や効果的な進塁打など、役割を全うした。

 米カリフォルニア州地元ラジオ局「ESPNロサンゼルス」のブレイク・ハリス記者は自身のXで「(WSの)最後の数試合は実質的に片腕でプレーしていたショウヘイ・オオタニ」とつづって、大谷が負傷後に放った打球の速度を公開。「103.9マイル(約167.21キロ)のゴロアウト、103.8マイル(約167.05キロ)の安打、102.0マイル(約164.15キロ)のフライアウト(飛距離380フィート=約115メートル)」と紹介し「狂っている」と添えた。

 これには米ファンも改めて驚くばかり。「きっと痛みがひどかったに違いない。来年4月には良くなっていることを願うよ」「手術が必要な怪我をしながら3試合にフル出場……伝説は続く」「右肘は問題なく機能していそうだ」といったコメントが集まった。球団によると、手術を終えた大谷はスプリングトレーニングには間に合う見込みだという。

(THE ANSWER編集部)