平瀬真由美 米参戦決定の姪にエール「一からやり直すくらいの気持ちで」大会中継で解説
◇女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック最終日(2024年11月3日 滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)
国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦で、日本女子ツアーも兼ねるTOTOジャパンクラシックは最終ラウンドが行われ、竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が通算15アンダーで並んだマリーナ・アレックス(34=米国)とのプレーオフを6ホール目制し、逆転で悲願の米ツアー初制覇を果たした。
大会を中継するMBS―TBS系列で解説を務めた叔母で元賞金女王の平瀬真由美(55)は「たくさんラッキーがあって、凄く良い優勝だったと思う。1番、彼女が獲りたいタイトルだったと思うので、それが実現するなんて本当に幸運。実力もそうだけど、ついているなという感じがした」と祝福した。
竹田は中学時代に、平瀬の勧めで今大会を観戦。地元・熊本からこの会場に出向いて、アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)のプレーを目に焼き付けたことがある。「解説をしていて国内とアメリカは差というか、向こうの方が層が厚い。やっぱり見に来るんだったら、(クラブヘッドが)上から入るところとかを見て欲しかったので。見に来るんだったら、“この試合だよ”って言ったような気がします」と当時を振り返る。
93、94年の2度の日本ツアー賞金女王でもあるが、自身も米ツアーに参戦し96年の今大会で米ツアー優勝を飾った経験がある。「そんな簡単には通用しないと思う。今年は全米女子オープンで初めて行って上位に入ったけれど私は、通用する、しないではなくて一からやり直すくらいのつもりでやって欲しいなと思う。その気持ちがないと、自分の実力を試すって言うのではまだまだだと思う。コースも全く違うし、向こうのほうがかなり難しいと思う」。米ツアーも解説も務める平瀬だからこそ、この勝利で2年シードを獲得して米ツアーに参戦する姪への愛あるエールを贈った。