五十嵐亮太氏 メジャー新ルールの世間的な認知度の低さにがく然「今頃?まじっすか?」
ヤクルトやソフトバンクでも活躍した元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏(45)が、3日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。試合時間短縮やサイン盗み防止を目的として2022年から導入されたサイン伝達機器「ピッチコム」について説明し、野球に詳しくない初耳の共演者が驚く場面があった。
五十嵐氏は大谷の今季の活躍について「移籍1年目でポストシーズン行くだろうという中でやり続けて、ワールドチャンピオンまで行った。大谷選手が求めていたものを1年目にして手に入れた。僕らの想像を超える成績を残した。とにかく驚かされる」と称えた。
元TBSアナウンサーで、動画コンテンツのプロデューサーを務める国山ハセン氏は、今季ドジャースタジアムで野球観戦したと明かし「間違いなくアメリカでもスーパースターでした。現地でも影響力が大きい中で結果を出している。漫画のようなスーパースター」と驚きの表情。MCのお笑いタレント・東野幸治は「漫画にしたらおもしろくないですよ。出来過ぎ違うの?って」とストーリーが出来過ぎていると笑った。
野球の話題が続く中、東野が2023年から導入された、投球間隔に時間制限を設ける「ピッチクロック」の話題を展開。バッテリーに時間的な制約がある中、「キャッチャーのサインは毎試合、毎試合変わるのか、ワールドシリーズ用に変わるのか」と質問すると、五十嵐氏は「ピッチクロックがあるのでボタンなんですよ。ボタンで押すのでサインの違いはないんですけど、配球がちょっと変わる可能性があります」と当然のように説明。しかし、「ピッチコム」の存在を知らなかった東野は「ボタンってどういうことですか?」と再度質問。すると、五十嵐氏は「キャッチャーがサインを(機器を身につけた投手に)骨伝導で教えるんですよ」と説明すると、スタジオの出演者一同が驚きの表情を見せた。
「ピッチコム」は投手や捕手が機器のボタンを長押しするとそれぞれに音声で球種、コースが伝えられるもの。このスタジオの反応に、五十嵐氏は「今頃?まじっすか?」と世間の認知度を知ってがく然とした様子。東野は「ひるおびでしゃべったからって全員が知ってると思わないでください」と他局の番組名を持ち出してたたみかけ、笑いを誘った。
すると、五十嵐氏は「キャッチャーが膝とかに(機器が)付いていてボタンを押すんですよ。ピッチャーは帽子の中に骨伝導(で伝わる機器)があって、インサイド、ストレートとか。音声で分かるようになっているんですよ。どのチームもやっています。(エンゼルス時代の)大谷選手は自分でサインを出しています。投げたい球を押して自分で(球種を)決めて出しています。キャッチャーからもピッチャーからもサインが出せますけど、今はキャッチャーが出しているパターンが多いです」と初心者向けに丁寧に説明。東野は「(捕手が指で)1とか2じゃないんですね」と言うと、五十嵐氏は「俺、来て良かった」とメジャーの新ルールの認知度が広まったことを喜んでいた。