――今大会のテーマ / 目標を教えてください。
「今年の三大駅伝のチャレンジとして出雲、全日本と3位以上を目標にしていますので、明日も3位以上を目標に挑んでいきたいと思います。出雲駅伝では、2日前の留学生の調整走の後のアクシデントがあり、メンバー変更せざるを得ない状況の中で、我々としては初めて日本人だけのレースで4位に入れたというところが1つ自信になりました。ただ、創価大学以外のこの会見に出ていらっしゃる大学さん(駒澤、青山学院、國學院、中央、早稲田)は、当たり前のように日本人だけで戦っている状況ですので、日本人だけであれだけ勝負できた自信を持ちつつ、チャレンジしていきたいです」

――そのあたりの手応えは、選手たちも感じていますか?
「そうですね。出雲の前に怪我をしたムチーニ(スティーブン、2年)も、3、4日後には練習再開できていますし、全日本に向けても良い練習が積めていますので、今補員に入っていますが、当日使う予定ではいるので、チャレンジャーとして目標の3位以上に向かって頑張りたいと思います」

――各校のオーダーをご覧いただいて、レースの展望 / 今年の戦い方 / 鍵になるポイントを教えてください。
「チーム目標が3位以上ですので、出雲駅伝上位3校の『3強』が目標にするチームだと思っています。その中で、後半に温存というよりも前半でいかに主導権を握って前で走れるかというところが、我々の目指すべきところでもありますので、4区、5区あたりまでに先頭に立てれば理想的かなと思っています。控えに吉田響(4年)とムチーニが入っていて、明日この2名はどこかの区間に入れる予定ですので、他大学さんも主導権を握りたい思惑はあると思いますが、それをはるかに超えるような走りでかき乱したいので、ご期待ください」

――2人(吉田響、スティーブン・ムチーニ)を前のほうに投入することもあり得あるのですか?
「それも含めてご想像にお任せしますが、4区、5区あたりまでには先頭に立ちたいと思っています」

――國學院大學の平林(清澄、4年)選手がアンカーに配置された場合、何分貯金が必要だとお考えですか?
「明日の天気予報を見るとアンカーも追い風を貰える条件になっていますので、おそらく渡辺康幸(早稲田大学OB)さんの持つ日本人アンカーの最高記録を超えてくると思う。56分台で走ってくることを考えると1分30秒。私が現役の頃に渡辺康幸さんに1分31秒差を逆転されたので、1分31秒以上はほしいです」