タオルや衣類を長年使っていると、においや肌触りが気になってきます。そんなときの復活テクや再利用術を、元祖節約主婦として知られる、カウンセラー・エッセイストの若松美穂さんが紹介します。

タオルがなぜか「1枚だけ」臭い…

最近、タオルのにおいが気になることがあります。わが家は洗剤と洗濯ビーズを使い、常に香りには気を配っています。しかしある日、洗濯後なのに1枚だけなんだかイヤなにおいがするんです。同時期に買ったものも臭ければ買い換えどきとも思いますが、それほど年月は経っていないですし、ほかのものは大丈夫でした。

【写真】ミニタオルを再利用するコツ

ちなみにわが家は、ふんわり新しいタオルではなく、ややゴワゴワとした触り心地が好きな人たちです。なんとなく理解はできますが、「しっかりふけた!」「水を吸収してもらった!」という手ごたえが好きなのだそうです。最近は来客もないですし、使い飽きたり生地がよれすぎたりと、マイナス面が強くなるまでは使い続けています。

いつもは、シミやにおいが気になるものは、色柄もの用の漂白剤を投入して一緒に洗濯すれば大抵解消されました。ですが、今回はその手段も効果がありませんでした。そこで原点に立ち返り、煮沸消毒をしてみることに。以前知り合いが「子どものTシャツのイヤなにおいが消えた」と言っていたのを思い出したのも、理由のひとつです。

1:煮沸消毒1〜2分でにおいがすっきり!

沸騰したお湯に入れて、グツグツと1〜2分ほどゆでるだけ。それでダメなら捨てようと思っていましたが、見事にイヤなにおいがすっきり消えました。

もちろん、ここまでする価値があるかどうかは人それぞれの感覚です。ただ、私自身がなんでも「やってみる」ことが好きな性格なので試してみました。

2:プチタオルは洗面所の掃除に再利用!

ちなみに、子どもたちが小さい頃使っていたプチタオルや、使っていてややよれたハンディタオルは、洗面所の掃除や水分取りに使っています。

洗面所を使い終わったら、鏡、蛇口などの周辺をサッとふくことが習慣に。そのおかげか、カビなどで悩むことはあまりないまま暮らせています。

タオルもひと工夫すれば、まだまだ活躍の場がありますよ。皆さんもぜひ活用してみてくださいね。

※ シミ抜きは生地によっては傷むこともありますので、目立たないところで試してください

※ 煮沸消毒により、タオルの繊維が傷むことがあります。また、濃い色のタオルは色落ち・色あせが起こる可能性があります

※ 水質や洗剤の成分により、変色や別のにおいがつく可能性もあります