『デイズ・オブ・サンダー』でのトム・クルーズ&ニコール・キッドマン
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 俳優のトム・クルーズが、かつて主演&原案を務めたカーレース映画『デイズ・オブ・サンダー』(1990)の続編企画を米パラマウントと検討していると The Hollywood Reporter が独占で報じた。

 『トップガン』のトニー・スコット監督がメガホンを取った『デイズ・オブ・サンダー』は、カーレースに情熱を燃やす天才肌の若手レーサー・コール(トム)の姿を、大迫力のレースシーンと共に活写した作品。トムは、同作で共演したニコール・キッドマン(女医クレア役)と後に結婚している。

 本作は公開当時、興行的に大ヒットしたとみなされず、批評家からの評価も賛否両論だった。しかし、トムが出世作『トップガン』の36年ぶりとなった続編『トップガン マーヴェリック』を大成功に導いたこと、『フォードvsフェラーリ』やブラッド・ピット主演の『F1』といったカーレース映画の流行が、続編企画の立ち上げの背景にあると見られる。

 米パラマウントは現在、続編の脚本家を探しているという。トムは11月より、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(『レヴェナント:蘇えりし者』)とタッグを組む次回作の撮影に入るほか、『トップガン』第3弾にも取り組むなど多忙を極めており、『デイズ・オブ・サンダー』続編が実現したとしても、公開まで時間がかかることが想定される。(編集部・倉本拓弥)