『ヴェノム』完結編は新キャストも認める真のラブストーリー!脚本読んで「心揺さぶられた」
マーベル映画『ヴェノム』シリーズ完結編『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(全国公開中)に出演した新キャストのキウェテル・イジョフォーとジュノー・テンプルがインタビューに応じ、それぞれが演じたキャラクターや、主人公・エディ(トム・ハーディ)&ヴェノムのコンビが愛される理由を語った。
本作で描かれるのは、地球外生命体“シンビオート”の起源とヴェノムに隠された秘密だ。その秘密を知るシンビオートの創造主・ヌルは、とある場所に幽閉されており、そこで反撃の機会を狙っていた。
二人が演じたのは、いずれもシンビオートに関わる人物。キウェテルはエリア51の近くにある極秘施設を運営するストリックランド将軍役で、「そこでは、エイリアンの生態系、シンビオートの研究が行われています。施設は軍事と科学の2部門に分かれています。シンビオートを生物学的、物理学的、科学的に掘り下げ、そこから得られる情報を収集するためです」と施設の目的を明かす。
ジュノーはストリックランド将軍の部下であるテディ・ペイン博士を演じており、「彼女は幼少期にとある人物を失い、その出来事がトラウマになっています。同時に、その出来事が彼女をシンビオートを研究する道へと誘った原因でもあるのです」とキャラクターのバックグラウンドについて語る。ペイン博士はシンビオートを「外敵から守りたい」と考えているのに対して、ストリックランド将軍は彼らを「脅威」とみなしており、ジュノーは「シンビオートの重要性を巡り、二人は衝突する関係にあります」と続けた。
キウェテルといえば、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でドクター・ストレンジの兄弟子モルド役でおなじみ。本作では、モルドとは打って変わってストイックで厳格な軍人を演じており、「とても演じがいのあるキャラクターです」と笑顔。「チームに対して情熱的で、人類を守りたいという強い思いがあります。柔らかい雰囲気を秘めた厳格な男を映画で演じることができて楽しかったです」と振り返った。
エディとヴェノムは、シリーズを重ねるごとに距離を縮め、あまりの仲良しぶりに“カップル”ともいわれるほどだ。ジュノーは「エディとヴェノムが魅力的だからこそ、観客は最初から映画の虜になるのです」と分析し、「『ヴェノム:ザ・ラストダンス』ではより魅力的になり、二人の真のラブストーリーになっています」と断言。「この物語を通して、お互いが結ばれていきます。とても感動的ですし、脚本を読んだ時、心が揺さぶられました」と打ち明け、キウェテルも「二人の友情を探索するエモーショナルな要素が間違いなくこの映画には宿っています」とアピールしていた。(編集部・倉本拓弥)