深田恭子演じる肝細胞
 - (C)清水茜/講談社 (C)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 (C)2024映画「はたらく細胞」製作委員会

写真拡大

 累計発行部数1000万部を超える清水茜の人気漫画を永野芽郁と佐藤健のダブル主演で実写化した映画『はたらく細胞』(12月13日公開)から、深田恭子演じる肝細胞の新たな場面写真が公開。深田と本作のメガホンをとった武内英樹とは25年の付き合いとなり、武内監督は「登場時間は短かったものの、きらびやかなドレス姿で目を奪うほどのインパクトを残してくれたと思います」と賛辞を贈っている。

 細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画を『テルマエ・ロマエ』シリーズや『翔んで埼玉』シリーズなどの武内英樹監督が実写化する本作。赤血球役の永野芽郁、白血球(好中球)役の佐藤健に加え、芦田愛菜、阿部サダヲ、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、マイカピュ、加藤清史郎、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、Fukase(SEKAI NO OWARI)らの出演が決定している。

 中でも「美しすぎる」と注目を浴びているのが、肝細胞役の深田恭子。彼女が登場するのは、超不摂生な中年男性・漆崎茂(阿部サダヲ)の体内。彼の体内では新米赤血球(板垣李光人)や先輩赤血球(加藤諒)たちが絶望的な労働環境下で必死にはたらいている。そんな劣悪な体内の一画・肝臓には、あやしいネオンライトに照らされた“夜のお店”のような空間が広がり、そこで肝臓の70〜80%を構成する細胞として物質の代謝や解毒をこなす肝細胞が、疲れ切った細胞たちを優しい笑顔で癒す。

 深田が11月2日に誕生日を迎えることを記念して公開された新たな場面写真では、深田演じるきらびやかなドレスをまとった肝細胞が、ブラックな労働環境に嘆く赤血球たちの愚痴を優しく受け止める様子が切り取られている。

 深田は「肝細胞さんは見た目は煌びやかなキャラクターですが、現代社会を生きていく皆さんの大切な役割を果たしています。撮影中は武内監督とスタッフさん、キャストさんと和やかな雰囲気の中、阿部サダヲさんの肝臓内で楽しくお芝居をさせていただきました」と撮影を述懐。「たくさんの魅力的なキャラクターが現れて、作品を楽しみながらも、身体のことを知る良いきっかけにもなりました。私たちの身体の中にこんなにロマン溢れる無限の世界が広がっていると思うと、いつもの日常がよりストーリー性を帯びてきますよね」と作品の魅力に触れている。

 武内監督とは深田が15歳の頃に出演したドラマ「神様、もう少しだけ」(フジテレビ系・1998)から25年の付き合い。武内監督は深田の出演について「たまたま原作の肝細胞に深田さんがすごく似ていたので、『出てもらえる?』とお願いしたら、『喜んで』と快諾してくれたので、出演が実現しました」と経緯を明かしている。(石川友里恵)