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 11月の国際大会「プレミア12」に出場する阪神・森下が侍ジャパンでも「右翼固定」で起用されることが濃厚となった。

 当初、右翼の筆頭格には同学年の日本ハム・万波がいたが、左肩痛の影響で直前に代表入りを辞退。10月30日の強化合宿2日目からシートノックでは2日連続で森下だけが右翼に入っていた。以前に亀井外野守備走塁コーチも「(中堅・辰己と右翼・森下は)ほぼほぼ固定だと思う」と見通しを明かしていた。

 「右翼固定」は森下にとって好影響を与える。プロ1年目の昨季や、昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」で左翼の経験はあるが今季、レギュラーシーズンでは右翼手として122試合に先発出場。強化合宿前は阪神の秋季練習で左翼の守備で練習を行っていた。「全く違うところを守っている感覚」。仮に左翼を守るとなれば負担は大きかっただけに“定位置”固定はプラス材料だ。

 不安も解消されることでより打撃に専念できる。すでに井端監督は4番候補にも指名。攻守で期待を背負う24歳が、あとはその座を射止めるだけだ。