演技系動画を中心に投稿し、110万人以上のTikTokフォロワー数を誇るクリエイター倉本琉平さん。俳優として活躍し「DOGのBLUS」「PRO PAUSE!!」「引き結び〜紬ぎ結ぶは約束の糸〜」などでは主演を務めています。

その演技力は高く評価され始めており、つんく♂氏が総指揮の「TOKYO青春映画祭2024」では主演映画「クジラの背中で話すコト」がグランプリに、 ショートドラマアワード2024では出演者賞を受賞するなど今後の活躍が期待されています。今回は倉本さんに演技をはじめたきっかけや今後挑戦したいことなど、お話を伺いました。

――倉本さんはどんなことから演技に興味を持たれたのですか?

小学校くらいからお父さんとよくドラマを観て真似をしていました。『ROOKIES』(ルーキーズ)が大好きで、ドラマをきっかけに野球を始めちゃったりとか。興味自体は子供の頃からあったのですが、演技を実際にやり始めたのは3年前なので、本当に最近ですね。

こういう業界に入るのならば俳優の仕事をやりたいなと思っていました。自分のことを見てもらうためにはどうしたら良いかなと思った時に、TikTokが流行り始めていたのでまずやってみようと。そこから事務所に入るきっかけをもらって。

――TikTokは元々見る側のユーザーではあったのですか?

いえ、動画を投稿するためにダウンロードしたという感じで。バズったのが始めて2個目の動画だったんですよ。それをシリーズにしたので、僕に狙いやスキルがあったわけではなくて、幸運だったと思います。見たことない数の通知やコメントが届いて、とても感動したのを今でも覚えています。

――日々たくさんコメントをいただくと思いますが、どんなことが励みになっていますか。

カッコいいとか可愛いって言われるのが、ありがたいんですけれど、あまり好きじゃなくて。恥ずかしさもあって…。「残念なイケメンだよね」って言われると嬉しいです。あとは「バカだなあw」みたいなコメントも嬉しいです。「大人だけど5歳児」みたいな内容にしたいというのは意識していたんで。バカであり続けたいとは思っています。

――最近は恋愛ドラマにも挑戦されていますよね?

自分の名前を世に広めたくてTikTokを始めたんですけど、そのバズった動画が会社員の設定だったので、皆さんその会社員のキャラクターを愛してくださっているんですよね。俳優の倉本琉平を応援してくれる人ってまだまだ少ないと思うので、それが悩みの一つでした。1年前くらいにTikTokでショートドラマが流行りはじめて、自分も挑戦してみたいなと思い、僕の知り合いの監督さんや俳優さんとスタートしました。とても楽しいのですが、それはそれでまた新しい悩みもあって。以前は短い動画をたくさん作って毎日更新することも出来たのですが、しっかり撮影と編集が入るショートドラマではそれが難しくて。
かといって、本数を更新するためだけに追われて芝居の勉強がおざなりになってしまうのもどうなんだろう?という気持ちがあり、今も日々悩んでいます。
TikTokをやってから繋がったご縁もチャンスもたくさんあるので、大切に続けていきたいなとベストな更新を考えていきたいです。

――「ショートドラマアワード2024」での受賞も、倉本さんの活動を讃えるものとなり、モチベーションにつながったのではないでしょうか?

本当にありがたいですね。今悩みをお話させていただきましたけれど、ショートドラマ系の作品に挑戦してみて、その賞をいただけたことはとても嬉しかったです。色々失敗したり、悩んでいたんですけど、俳優として賞をいただけたことはとても励みになりました。

――今後挑戦してみたいことはどんなことですか?

自主制作で長編作品を作ることに挑戦したいと思っています。お金も時間もかかるでしょうけれど、一緒にワークショップで演技の勉強をしている仲間や作品作りをしている監督たちと自分たちでものづくりがしたいです。時間はかかってしまうかもしれませんが、TikTokなどで僕のことを知ってくださった方には楽しみにしてもらえたら嬉しいです。
今、色々な舞台に出させてもらっているのですが、僕が宣伝を忘れていたのに情報を見つけて見にきてくださったり、SNSで拡散してくださったり、応援していただけですごくありがたく思っています。これからも頑張りますので、ぜひよろしくお願いします!

――今日は素敵なお話をありがとうございました!

撮影:オサダコウジ

◆倉本琉平SNS
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