吉田鈴が３度目の挑戦で最終プロテスト合格「実感がない。すごいびっくり」、姉の優利からは「すごいね」とライン

　「女子ゴルフ・ＪＬＰＧＡ最終プロテスト・最終日」（１日、大洗ＧＣ＝パー７２）

　吉田鈴が５バーディー、２ボギーの６９でラウンドし、通算４オーバーの１９位で合格した。

　ホールアウト直後は「落ちる可能性の方が高いかなと思っていた」といい、その後はネット中継やリーダーボードを「自分ではあんまり見られなくて」。その後「お父さんから確定したよとメールが来て。実感がない。すごいびっくりしてます」と話した。

　最終プロテストは３回目の挑戦で合格。「４年かかったが、その間に何十試合も出て、経験を積んで、その集大成を発揮できた。苦しかったし、人生経験としてもいい経験になった」と振り返った。

　姉の優利は、昨年国内メジャーのワールドレディース・サロンパスカップで優勝するなど日本ツアー３勝を挙げ、今季は米ツアーにも挑戦するトッププロ。姉と「一番感謝したい存在」という鈴は「報告しました。『すごいね』って返事が来ました。ホテルにいる間はお姉ちゃんとラインしてたので、うれしそうにしてました」と祝福されたという。

　姉は前週の樋口久子・三菱電機レディースで優勝を争った末に２位。鈴は「頑張ってね」と連絡し、試合後に姉から「優勝できなかったけど、鈴はプロテスト合格するから大丈夫だよ」とラインで激励されたという。

　次は来季国内ツアー出場権をかけ「これが終わってすぐにＱＴがあるので、頑張りたい」と目標を掲げたが、「ジャンクフードを食べたい。マックを食べたい。テリヤキバーガーとポテトとコーラも飲んじゃおうかな」と言って笑った。