松江南高生もアイデアを出したカレンダー

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 毎年恒例で15作目となった「鷹の爪×島根自虐カレンダー」の2025年版の制作に、松江南高校(島根県松江市)の生徒11人が携わった。「もはやバンド王国といっても過言ではない」「ニュースで清水寺と聞くと安来かと期待してしまう」などユニークなコピー七つが採用された。

【写真】私たちが考えました!…松江南高校の生徒たち

 カレンダーはアニメ「秘密結社鷹の爪」の企画やグッズを手がけるディー・エル・イー(東京都)が11年から発売し、累計発行部数が10万部を超えるシリーズ。島根の高校生とコラボするのは初めて。

 5月に開かれた会議では島根を知らなくても笑ってしまう50以上の「自虐コピー」が集まった。

 高校生のアイデアから生まれた「スタバに行くのは異世界旅行」は、生徒がコーヒーチェーン店のスターバックスに行った時の友人との会話がきっかけだという。県内に店舗が少ないため行く機会があまりないことや、片仮名のメニューの注文が難しいことなどから例えた。

 参加した1年の女子生徒(15)は「島根を知ってもらうきっかけになればうれしい」と話した。

 ディー・エル・イーの社員(28)は「どのコピーも捨てがたく、予定より多くのネタを採用した。今後も県民の皆さんの力を借りたい」とした。

(まいどなニュース/山陰中央新報)