ルーキーが戦力外…元巨人ドラ1にも厳しい現実 4球団15選手に通達、甲子園V右腕も岐路
巨人・直江や日本ハム・柿木らが戦力外を通達された
プロ野球の第2次戦力外通告期間中の28日、巨人の直江大輔投手ら4球団から15選手が来季の契約を結ばない旨を通達された。
直江は松商学園高から2018年ドラフト3位で巨人に入団。2020年に1軍初出場を果たすも、同年オフに自由契約となり、育成契約へ移行。2021年6月に支配下復帰を果たした。2023年には自己最多の16試合に登板し、6ホールド、防御率3.86を記録したが、今季は1軍に昇格することがなかった。
日本ハムは宮内春輝投手、北浦竜次投手、育成選手の齊藤伸治投手、柿木蓮投手の4選手が通告を受けた。柿木は大阪桐蔭高時代の2018年夏に甲子園優勝投手となり、同年のドラフト6位で入団。2022年オフに戦力外となり、育成再契約。昨オフにも自由契約となってから育成再契約を結んでいた。今季は2軍で16試合に登板し、0勝1敗、防御率2.12だった。
西武は鈴木将平外野手、宮澤太成投手、野田海人捕手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。3人とも今後については未定としている。静岡高から2016年ドラフト4位で入団した鈴木は、2018年にはイースタン・リーグの盗塁王を獲得。2019年には初の開幕1軍入りを果たした。2023年には自己最多72試合に出場して打率.240。今季は1月に左肘関節鏡視下クリーニング術を受けて出遅れ、33試合の出場で打率.191だった。宮澤は今季が1年目だった。
ソフトバンクは生海(いくみ、本名・甲斐生海)外野手をはじめ、いずれも育成の齊藤大将投手、鍬原拓也投手、佐藤琢磨投手、小林珠維投手、加藤洸稀投手、マイロン・フェリックス投手の計7選手に通達した。
齊藤は2017年ドラフト1位で明大から西武に入団。即戦力左腕として期待されたが、2021年5月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフから育成契約選手として再出発していた。今年7月に野村大樹内野手との交換トレードで西武から加入した。鍬原は中大から2017年ドラフト1位で巨人に入団。2022年には自己最多となる49試合に登板し、3勝13ホールドを挙げた。昨オフに巨人から戦力外通告を受けると、今季からはソフトバンクで育成選手としてプレーしていた。
生海は育成契約を打診されており、齊藤は未定とし、鍬原、佐藤琢、加藤洸、小林はそれぞれ現役続行を希望。フェリックスは母国のドミニカ共和国で今後もプレーしたいと語っている。(Full-Count編集部)