大平洋金属<5541.T>は反発している。前週末25日の取引終了後、核融合スタートアップのMiRESSO(青森県三沢市)と、包括的業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視されている。

 MiRESSOは、23年10月に文部科学省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)核融合分野で「核融合原型炉等に向けた核融合技術群の実証」が採択され、新たな低温精製技術を用いたフュージョン(核融合)エネルギーに必要となるベリリウムの生産を目指したベリリウム製造販売事業を進めている企業。今回の包括的業務提携により、MiRESSOは独自の低温精製技術のパイロット実証のため、大平金の製造所内にベリリウム製造のパイロットプラント「BETA」を整備し、27年度中のベリリウム生産開始を目指すとしている。

出所:MINKABU PRESS