日本パレットプール<4690.T>が大幅安で3日続落している。前週末25日の取引終了後、25年3月期単独業績予想について、売上高を76億5000万円から71億4600万円(前期比5.8%減)へ、営業利益を10億5000万円から5億2500万円(同32.5%減)へ、純利益を8億5000万円から4億600万円(同22.9%減)へ下方修正したことが嫌気されている。

 同社の主力である石油化学樹脂関連企業向けのパレットレンタルで、顧客側の生産調整や在庫調整などの影響を受けて取引数量が減少したほか、一般顧客向けレンタルも減産などの要因により数量が伸び悩んだという。また、パレットのレンタル稼働率低下に伴い、レンタルが終了したパレットの回収に係る運送費や在庫保管などに要する費用が想定よりも増加していることも響く。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高35億円(前年同期比7.3%減)、営業利益2億600万円(同51.4%減)、純利益1億8000万円(同56.6%減)だった。

出所:MINKABU PRESS