【衆議院総選挙】「夫より人気」首相夫人石破佳子さん…夫に代わり選挙戦 自民大苦戦で夫妻で懸命の選挙作戦 密着取材

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今にして思えば、積み上げても積み上げても崩れてしまう積み木のような選挙戦だった。
石破首相の妻・佳子さんの選挙戦をカメラが捉えた。

あの日、夫が首相の座を掴み、妻は地元で歓喜の輪の中にいた。
だが、それからわずか1カ月。選挙区の鳥取で、妻は夫に変わり懸命に留守を預かっていた。

佳子さん:
きょうは石破本人が伺えません。そしてこの選挙戦にまでも石破が帰ってこられない状況にあります。

決して饒舌とは言えないが、その実直な語り口が支援者を惹きつける。

佳子さん:
何事もですけど、苦あれば楽あり、楽あれば苦ありだけど、でもやっぱり笑顔で頑張っていかないと。

その屈託のない笑顔と飾らない人柄にファンも多い。

ファン:
ファーストレディにしたかったんで、もう夢がかなって。いい感じです、政治家は奥さんで決まるみたいな感じ、私は以前から思っている。

チャーミングな仕草も、人気の秘密。
必勝祈願で訪れた神社では、スノコに直接腰を下ろすと、馴れない紐靴に四苦八苦する様子も。

こんな、お茶目な佳子さんと石破首相が出会ったのは、2人が大学生の頃。

しかし将来、まさか自分がファーストレディーになることなど思いもしなかったに違いない。

応援に駆け回る超多忙な夫に向けてメッセージを頼むと、「体に気をつけて頑張ってください!私はこちらで頑張ります!」と笑顔で答えた。

しかし夫婦とはよく似たもので、実は石破首相にこんなお茶目なポイントが…。

石破茂首相:
もんじゃ焼き屋さん、70軒あるそうです。あと、青木のハムカツって…。ハムカツサンド270円、コロッケパン290円。

ここでは地元で有名なパン屋さんの名前をあげると、手の甲のメモを読みながら商品を紹介。

さらに北海道でも、「何回聞いても覚えないんだけど、暑寒別天売焼尻国定公園ってどこ?」と手に書いた文字を読みあげていた。

それを隠すことなく、握手に応じる石破首相。

理由を聞くと、「名前を間違えると失礼だから」と手のアンチョコを始めたらしいが、そんな真面目すぎる姿が人には、お茶目に見えてしまうよう。

そんな夫を佳子さんは「目的に向かってだと、まっしぐらなところがありますね、好奇心旺盛なところが魅力かもしれません、かっこいいというか魅力ですね」と話した。