札幌ではイチョウ並木が見頃…気仙沼では「戻りガツオ」に長蛇の列 各地で進む“秋の深まり” 西日本などでは夏日観測
10月最後の日曜日は、前線の影響で全国的にすっきりしない天気が続く中、西日本などでは夏日を観測するところもありました。
一方、各地では秋の深まりを感じさせるイベントに多くの人が訪れました。
北海道・札幌市の北海道大学では、イチョウ並木が見頃を迎え、多くの人が訪れています。
子ども連れの女性は「すごいキレイですね。出店もちらほらあるので、子どもを遊ばせがてら、お散歩がてら楽しみたいなと思います」と話しました。
この週末は大学のイベント『北大金葉祭』が行われ、子どもたちがイチョウのしおり作りなどを体験していました。
深まる秋。
宮城・気仙沼市では、秋の味覚・戻りガツオが味わえるイベント『気仙沼市産業まつり』が開かれました。
会場では、わら焼きされた戻りガツオ700食が無料で振る舞われ、長い列ができました。
戻りガツオを食べた女性は「すごく軟らかくておいしかったです。新鮮さが伝わります」と大満足の様子。
訪れた人たちは、脂がのった旬の味に舌鼓を打っていました。
10月最後の日曜日となった27日は全国的に雲が広がりましたが、西日本では気温が上がり、夏日となったところが多くありました。
最高気温が26度を超えた宮崎市では、“神武さま”と呼ばれる『宮崎神宮大祭』が行われました。
昔の船を再現した船や古式ゆかしい装束をまとった人たちが、市の中心部を練り歩きました。
行列の華は、新婚夫婦がお参りする風習にならったミスシャンシャン馬です。
「去年はどうしても来られなくて、楽しみに来てます。こんなお祭りが好きなので」と話す女性もいました。
沿道には大勢の人が集まり、行列に手を振ったり拍手を送ったりしていました。
東京都の駒沢公園では、全国のご当地ラーメンが一堂に会する『東京ラーメンフェスタ』が開かれています。
長い行列ができていたのは、栃木県の佐野ラーメンのお店です。
さらには、鹿児島県のとんこつラーメンや札幌の黒味噌ラーメンなどの店が出店しています。
5人で8杯のラーメンを平らげたというグループの1人は、「和歌山のラーメンがおいしかった。梅干しが入ってて」と答えました。
地震や大雨で大きな被害が出た石川県から参加する店もありました。
戦国時代の武将・前田利家の時代から受け継いでいるという加賀味噌を使ったラーメンです。
加賀味噌麺友会・北川秀和さん:
皆さんに元気を届けて、おいしいラーメンで金沢に行きたいなと思ってもらえるように頑張る次第です。