「空の旅」に不安?子どもたちが搭乗体験 「たくさんのことに挑戦できるようなきっかけ作りに」
発達障害などを抱えている子どもたちに向けて、航空機の搭乗体験会が開かれました。
この体験会は、発達障害などにより、空の旅に不安を感じている子どもやその親を対象に日本航空が実施。
飛行機に乗る前にあらかじめ練習の場を設けることで、緊張の抑制につなげようと客室乗務員が提案しました。
企画を提案した日本航空・早川紀子さん:
娘が小さい時、(先行きが見通せず)不安が大きくて、飛行機に乗るのが難しいことがありました。(その後、客室乗務員として)このような練習の場があれば、飛行機に乗ってもらえるのではないかと思い、提案しました。
搭乗体験では、トイレを流す際に出る大きな音について説明。
また、フライトで実際に提供されるドリンクを飲みながら、本番さながらの体験をしていました。
参加した子どもは「きょう楽しかった!次は沖縄行くんだ!」と笑顔で話しました。
「場に来て経験できるのは違うので、良い経験だったと思います。青森におじいちゃんがいるので、飛行機で行きたいと思っています」と話す保護者もいました。
日本航空 空港オペレーション教育訓練部・太田恵さん:
飛行機に乗るだけでなく、たくさんのことに挑戦できるような、きっかけ作りになるようなお手伝いができたら、とても幸せだなと思います。
日本航空は今後も継続的に体験会を開きたいとしています。