【山の妖精】標高2600メートル!山小屋に準絶滅危惧種のオコジョが現れる…好奇心で小屋に来訪か 静岡市・千枚小屋

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静岡市の山小屋で、準絶滅危惧種のオコジョがカメラに捉えられた。普段は人の前に姿を現さない「山の妖精」とも呼ばれる動物で、山小屋のスタッフも、これまでに山小屋の近くで見かけることはあっても、部屋の中に入ってくることはなかったという。

“山の妖精“オコジョが姿見せる

陽が昇り、朝日に照らされる富士山。南アルプスの標高2600mにある幻想的な光景が望める静岡市の山小屋「千枚小屋」で、準絶滅危惧種のオコジョが撮影された。

その動物は、扉の下から「ひょこっ」と頭を覗かせ、辺りをキョロキョロし、部屋の中へと入ってきたかと思いきや、外へ出たりと行ったり来たりしている。

正体は、滅多に人前に姿を見せないという“珍客”野生のオコジョだ。

千枚小屋の小屋番・南條さんも珍しいお客さんに、「オコジョだ!という感じですごくびっくりしました」と驚きの経験だったと語る。

山小屋で働くスタッフが休日の朝に部屋で寝ていたところ、オコジョが現れたという。

南條さんは、「朝起きて、換気のためにドアと窓を開けていたんですけど、ちょっと二度寝をして。物音がしたので再度目を覚ますと、ベッドの下にオコジョがいた」と振り返る。

好奇心旺盛なオコジョが冒険に?

オコジョは“山の妖精“とも言われ、準絶滅危惧種にも指定されているとても希少な存在だ。

映像を撮影したスタッフによると、これまでに山小屋の近くで見かけることはあっても、部屋の中に入ってくることはなかったという。

南條さんは、「人の気配があると姿を消しちゃうんですけど、顔を合わせると興味があるのか結構ジロジロ見てくれる感じ。やっぱかわいいなと毎回会うたびに思います」と語った。

もしかしたら、オコジョも山小屋から望める雄大な自然を見に来たのかもしれない。
(「イット!」 10月24日放送より)