9番、セカンドショットを放ち打球の行方を不安そうに見つめる松山英樹(撮影・開出牧)

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 「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・第3日」(26日、習志野CC=パー70)

 52位から出た桂川有人(26)=国際スポーツ振興協会=が9バーディー、2ボギーの63で回り、通算7アンダーで16位に浮上する猛チャージをかけた。今季4月に日欧共催ツアーを制して以降、主戦の欧州ツアーで腕を磨いてきたチャレンジャーが、次戦の米ツアーにスポット参戦可能なトップ10入りを目指す。通算8アンダーの清水大成が日本勢トップの12位。65位から出た松山英樹は66で回り59位に浮上したが、最終ホールでアクシデントに見舞われた。

 65位から巻き返しを図った松山は、66のラウンドで59位に浮上する盛り返しを見せたが、最後に大きなアクシデントに見舞われた。最終9番パー4。左ラフからの2打目をグリーン左に大きく曲げ、打球が女性ギャラリーに直撃して頭部から出血。その後は包帯を巻かれ、カートでクラブハウスの方面へと運ばれた。結局、松山は同ホールでボギーをたたき、後味の悪い締めくくりとなった。

 ラウンド後に取材に応じた松山は最終ホールについて、「あそこまで血が出ていると思わなかった。申し訳ない」と謝罪した。今季初めての国内とあって連日多くのファンを引き連れてラウンドしているが、打球がギャラリーに直撃するのは初日から3日連続。不運なアクシデントが続いている。