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●どんなごちそうよりも一番おいしいのは日本人が昔から食べてきた塩むすびをメインとした一汁一菜。プロの料理家が教えるレシピをランチに朝ごはんに活用してみて。

 人気料理研究家・土井善晴先生の『一汁一菜でよいという提案』という著書で、あらためて日本古来の「一汁一菜」の素晴らしさが注目を集めています。

 様々なグルメがもてはやされる昨今、時に食べると体に染みるようにおいしい白いごはんと味噌汁、一菜。それだけで朝から晩ごはんまで、忙しい時でも大満足の食事が楽しめます。これこそ、日本人の喜びかも。

 今回はフードクリエイターユニット「東京ソロごはん。」に、絶品すぎる塩むすびと、出汁いらず味噌汁、卵を使ったおかずの「一汁一菜」を作ってもらいました。

まずは格段においしくなる「塩むすび」の作り方を伝授!

「おむすびのごはんは冷めてしまうと形が作りにくくなるので、炊きたてがベスト!茶碗の中で形が整うので、手で握る時に形を作りやすく、ふんわりとしたおむすびに仕上がりますよ」(料理家・ウェッティ、以下同)

材料

・炊きたての温かいごはん……茶碗に軽く一杯
・塩……ひとつまみ(ごはんの0.5%)

作り方

1.茶碗にごはんを盛り、上下にそっと数回振って粗熱を取る。
<point!>炊きたてのごはんをにぎるのは熱いので、茶碗で粗熱を取りながら形を整えると作りやすい。

2.手に水をつけ、塩を広げる。
<point!>水をたっぷりつけるとおむすびがべちゃっとしてしまうので軽くつける。

3.1を手のひらにのせ、もう片方の手のひらで覆うようにして優しく三角にむすぶ。
<point!>米粒がつぶれないように優しい力加減でむすぶと良い。

超簡単なのに滋味深い!「出汁いらず味噌汁」の作り方

「簡単に引き立てのお出汁の風味を楽しめます。削り節は具としていただきます」

材料

・味噌汁(出汁なし)……1杯
・削り節……ひとつまみ

作り方

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1.味噌汁を作ってお椀に盛り、削り節をかける。

ごはんが進む!コク旨い「卵としめじのマヨ炒め」の作り方

「シンプルな料理ですがマヨネーズ効果で卵はふんわり、しめじを入れるとコクがアップしますよ」

材料(1人分)

・卵……2個
A
・マヨネーズ……大さじ1/2
・塩……少々
・こしょう……少々

・しめじ……50g
・マヨネーズ……大さじ1/2
・醤油……小さじ1/2

作り方

1.ボールに卵を割り入れ、Aを加え溶きほぐす。
<point!>マヨネーズを加えることで卵がふんわりと仕上がります

2.フライパンを熱し、マヨネーズとしめじを加え弱めの中火で炒め、火が入ったら醤油で調味する。
<point!>マヨネーズが焦げやすいので火加減に注意してゆっくり火を入れながら炒める。

3.1に2を加える。

4.フライパンをキッチンペーパーで拭いて強火で熱し、3を流し入れ手早く混ぜて、7割ほど火が入ったら火を止めて皿に盛る。
<point!>卵は余熱で火が入るので、完全に火が入る手前まで火を止める。

 塩むすびも出汁いらず味噌汁も、人気の卵料理も、どんなごはんと組み合わせても絶品な食卓に変わります。ぜひ、取り入れてみてください。

●著者プロフィール

東京ソロごはん。

フードコーディネーター・ウエッティと、フォトグラファー・はしもっちゃん 2人によるフードクリエイターユニット。「ひとりごはんが楽しくなるお料理」を毎週金曜日18時YouTubeにて動画配信中!

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