中野坂上デーモンズが新作公演『かみ』で約2年ぶりに復活

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中野坂上デーモンズが約2年ぶりの新作公演『かみ』を、2024年10月23日(水)~11月3日(日)に新宿区高田馬場の「ときわ座」にて上演する。作・演出は、松森モヘー。出演は、歌川恵子 キキ花香 瀬安勇志(南極ゴジラ) 鳥島明(はえぎわ) 西出結 松森モヘー。本作は小さな古民家の劇場で行なわれる、働かない姉とその家族をめぐる悲劇と喜劇の、一幕家庭劇だ。

中野坂上デーモンズは、劇団として心身共に疲弊したという理由により2022年にいったん活動を終えたが、今回約2年ぶりに松森モヘーのソロユニットとして復活した。松森の「新作を作りたくてしょうがない、演劇がやりたくてたまらない衝動を一番純粋に発火できるのが自身にとって中野坂上デーモンズだと気付いた」からだという。「12年目の再スタートのつもりでこれまでの作品とは全く違った戯曲に挑戦し、いま演劇に思う全てを注ぎ込んで」「自身の代表作と言える一本にしたいと思っています」とのこと。

【あらすじ】

働かない姉とその家族、悲劇と喜劇の家庭劇一幕。  

都内にある三階建ての古民家。築60年程。 繁華街の車も人も多い本通りから少し入った所にこの家はある。
昔は辺り一帯を三階の窓から見渡せたというが、今は高い建物がまわりに増えた。
元々は母・智子、そして叔父・健一の産まれ育った家。現在は若い姉弟・千尋と亮太が暮らしている。
この家を自分の恋人の仕事に貸し出したい叔父は、姉弟に家を出て行って欲しいと頼んだ。
絶対に家を出ない姉。こぶしを握り締め、まるで祈るようにぶつぶつと呟いている。
十月の終わり、夕方頃。階段のある家、そこに住む姉弟。  

恥ずかしながら戻って参りました、約一年半ぶりの中野坂上デーモンズ。