現地時間の2024年10月21日、GoogleはGoogle検索のコアアルゴリズムの公式最新情報などを発信するGoogle検索セントラルブログで、Google検索におけるサイトリンク検索ボックスの廃止を発表しました。

Farewell, Sitelinks Search Box  |  Google Search Central Blog  |  Google for Developers

https://developers.google.com/search/blog/2024/10/sitelinks-search-box



Google’s taking the extra search box out of your search results - The Verge

https://www.theverge.com/2024/10/21/24276184/google-sitelinks-search-box-discontinued

サイトリンク検索ボックスは、Googleが2014年9月8日に発表した検索機能で、検索結果ページから簡単に「site:検索」を行うことが可能でした。例えば、Google検索で「GIGAZINE」と検索した場合、検索結果ページの最上部にはGIGAZINEへのリンクが表示されるのですが、その下にはGIGAZINE内の情報を検索できる検索ボックスが表示されます。この検索ボックスがサイトリンク検索ボックスです。



しかし、このサイトリンク検索ボックスの使用率が低下しているため、検索結果ページを簡素化するために2024年11月21日でサイトリンク検索ボックスを廃止するとGoogleが発表しました。

この変更はすべての言語と国で、すべての検索結果にグローバルに適用されます。ランキングや他のサイトリンクの視覚要素には影響せず、検索ステータスダッシュボードにも表示されません。検索でサイトリンク検索ボックスが表示されなくなると、Google Search Consoleからリッチリザルトレポートが削除され、リッチリザルトテストでマークアップがハイライト表示されなくなります。

サイトリンク検索ボックスの構造化データをサイトから削除することもできますが、削除する必要はないとGoogleは説明しています。削除する必要がない理由について、Googleは「サポートされていない構造化データは、検索で問題を引き起こすことはなく、Search Consoleレポートでエラーが発生することもないため」と説明しました。なお、サイトリンク検索ボックスの構造化データを削除する場合は、サイト名でもウェブサイト構造化データのバリエーションが使用されていることに注意してください。

なお、GoogleはAIに傾倒する中で検索関連の機能を担当するチームを再編しており、検索・広告部門の責任者を交代したばかりです。

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