今夏にオークロンドFCに加入し、キャプテンを務める酒井。(C)Getty Images

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 オークランドFCの酒井宏樹が、クラブの記念すべき第1号ゴールを演出した。

 今年3月にニュージーランドのオークランドで創設されたオークランドFCは、2024-25シーズンからオーストラリアの1部リーグに新規参入した。今夏に浦和レッズから完全移籍をした酒井は、初代キャプテンを任されている。

 現地10月19日にはリーグ開幕節のブリスベン・ロアー戦が行なわれ、酒井は右サイドバックで先発出場。すると開始8分、右サイドを駆け上がってボールを受けると、ゴール前に鋭いシュート性のクロスを供給。これが相手に当たってゴールに吸い込まれ、オウンゴールを誘発した。その後、チームは74分にも追加点を奪って、2−0の勝利を収めている。
【動画】酒井宏樹が演出したオークランドFCのクラブ第1号弾!
 試合後の記者会見で酒井は、「クロスではなくシュートを狙いました。僕はストライカーではないので、チャンスは多くありません。結果的にオウンゴールになりましたが、気にしていません。これはチームで奪った得点です」と話し、クラブの歴史的な初ゴールを振り返った。

 また、ニュージーランドメディア『NZ Herald』は、日本人DFに対して「キャプテンの酒井は別格だった。常に正しいパスを出し、クレバーなランニングで先制点の起点となった」と賛辞を贈っている。

 経験豊富な34歳が、新天地でさっそく圧倒的な存在感を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部