7回、生還した巨人・坂本勇人を迎える阿部慎之助監督【写真:小林靖】

写真拡大

3連敗で迎えた第4戦「崖っぷちなんでね」

■巨人 4ー1 DeNA(19日・東京ドーム)

 巨人は19日、東京ドームで行われたDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦に4-1で勝利した。崖っぷちから意地のCS初勝利で、アドバンテージを含めた対戦成績を2勝3敗とした。阿部慎之助監督は「なんとか流れが変わるとおもっている」と、ここからの巻き返しを誓った。

 3連敗で、あと1試合負けたら終戦という状態だったが「崖っぷちなんでね。あと1個も負けなきゃいいんだと思ってやった結果、やっと勝てましたね」と掴んだ勝利に安堵の表情を浮かべた。

 同点で迎えた7回にはベテランの坂本勇人内野手がヘッドスライディングを連発して勝ち越しの生還。試合の流れを一気に手繰り寄せた36歳の気迫に「必死さが伝わっている。それだけじゃないですか」と頼もしそうに振り返った。

 スクイズや盗塁など走塁で相手の隙をつき、得点機をものにした。「相手にプレッシャーをかけられていなかったというもあった。失敗を恐れずに動いていくぞと言っていたので、それに応えてくれましたね」と積極的な姿勢も評価した。

 20日の試合に勝てば3勝3敗となり、逆王手となる。先発は山崎伊織投手が予告されている。阿部監督は「なんとか流れ変わると思っているので、また明日頑張ります」と表情を引き締めていた。(Full-Count編集部)