わずか4分で即完売!ハロウィンのアートな練り切り和菓子が大人気 かぼちゃの中にひょっこり動物…「切るのに勇気いる」 栃木・真岡市

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栃木県の和菓子店で撮影されたのは、かぼちゃの中から顔をのぞかせる、「練り切り」で作られた動物の和菓子。
和菓子とは思えないかわいらしさが話題となり、インターネットでは即完売、店頭でも大人気となっている。
練り切りが作られる職人技と和菓子にかける思いを取材した。

カボチャをかぶった大人気の“練り切り”

栃木・真岡市にある創業35年の和菓子店「紅谷三宅」で販売されていたのは、かぼちゃの中から、アザラシやペンギンなどのかわいい動物たちがひょっこりと顔をのぞかせる和菓子だ。

いま、その和菓子の見た目が「かわいすぎるっ!」と話題になっている。

中でも、ハロウィーンシーズン限定で4日から販売されている、生菓子の「練り切り」はインターネットで販売されると、たった4分で150箱が瞬く間に完売してしまった。

しかし、店頭でも購入できるということで、取材班はお店を訪問した。
すると、すでにお店にはたくさんのお客さんが訪れていた。

足利市から来たという女性は、「切るのが勇気いるとか思っちゃうじゃないですか。かわいいけど食べます」と話していた。

さらに、「八丈島から来ました。このためだけに真岡に来ました」と、練り切りのために“島”から来たという人までいた。

繊細な技術で作られる和菓子の動物

わざわざ遠くから足を運びたくなる幻のスイーツ。
今回、取材班は特別に作るところを見せてもらった。

まずはカボチャ色の生地にあんこを詰めて形を整えると、顔となるあんこをはめ込む。

そして串を使い、目や鼻をつけてひげを描くと、チャーミングなアザラシの完成だ。

食べるのがもったいないアートな和菓子だが、始めたきっかけを店長に聞いてみると、「自分が動物好きってこともあって、動物を飼えない人がこういう和菓子で癒やされたら面白いんじゃないかなと思って…」と和菓子づくりへの思いを語った。

ハロウィーン限定の練り切りは、29日まで販売を予定しているという。
(「イット!」 10月15日放送より)