今季限りで退任の川崎・鬼木監督の執念采配で引き分けに持ち込む…４枚交代で起用のＦＷ小林悠が同点ゴール
◆明治安田Ｊ１リーグ第３４節 川崎１―１Ｇ大阪（１８日・Ｕ等々力）
川崎はホームでＧ大阪と対戦し、１―１で引き分けた。
１６日に８シーズン指揮を執った鬼木達監督の今季限りでの退任が発表され、この日が発表後最初の試合。試合前には「俺達は最後まで鬼木フロンターレと共に！」という横断幕が掲げられるなど、川崎にとって特別な一戦だったが、先取点はＧ大阪に献上してしまった。
前半７分。自陣左サイドの裏のスペースをＧ大阪ＤＦ半田に使われフリーでクロスを上げられると、ゴール前でフリーだったＭＦウェルトンに合わせられて失点を喫した。
その後も左サイドのマルシーニョのスピードや、ＦＷエリソンの強さを生かしてゴール前まで攻め込むも堅守のＧ大阪守備陣を崩しきれず。前半４３分にはゴール前でＦＷ山田がシュートを放つも、ゴール左に外れるなど、前半は０―１で折り返した。
後半２３分には、マルシーニョ→山内、瀬川→遠野、エリソン→小林、山田→家長の４枚替えで前線にフレッシュなアタッカーを起用。すると後半３６分に家長の裏へのパスに反応した遠野が左足でクロスを上げると、小林が打点の高いヘディングシュートをたたきつけて同点ゴールを奪った。これには鬼木監督も何度もガッツポーズを見せて喜びを表現した。
その後も攻勢を強めたが勝ち越し点は奪えず。試合は１―１の引き分けに終わった。
