「検察なめんなよ」恫喝部分を含む“約17時間分の録音録画”の提出を命じる 最高裁が高裁決定を【破棄】 プレサンス元社長の冤罪めぐる国賠訴訟
「検察なめんなよ」。恫喝的な取り調べの録音録画。裁判所に提出される範囲が大幅に広がりました。
「プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さん(61)は学校法人の土地取引などをめぐる巨額横領事件に関与したとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、3年前に無罪が確定しました。
事件をめぐっては特捜部が立件の根拠とした元部下の供述が、田渕大輔検事(52)による恫喝的・脅迫的な取り調べにより得られたものだったと判明。しかし、これまでは大阪高裁の決定に基づき刑事裁判で検察側が提出した48分の録音録画しか提出されていませんでした。
山岸さんは「検察官は無実の人を有罪にできる力があるため、二度とこのようなことが起こらないようにしてほしい」としています。