7回表、1死一・三塁のピンチを招き降板する桐敷(撮影・山口登)

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 「JERA CSセ・ファーストS・第1戦、阪神1−3DeNA」(12日、甲子園球場)

 鉄壁リリーバーコンビのほころびが誤算だった。阪神・桐敷は0−1の六回から登板。三者凡退に仕留めた後、回またぎの七回1死から牧と佐野の連打で一、三塁として降板した。最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した左腕は「いい形でつなぎたかった」と悔み、石井に託した。

 だが、右腕も流れを止められない。オースティンに逆球の外角直球を捉えられ、右中間へ2点二塁打を許した。「完全な失投です」。レギュラーシーズンでは自己最多56試合に登板して防御率1・48を記録したセットアッパーが猛省した。

 岡田監督は才木が5回で降板したことで桐敷が回またぎとなったことを明かし、「佐野までな、(走者が)1人ぐらい出てもというのはあったけど」と桐敷が七回1死二塁から佐野に許した左前打を悔やんだ。