9回、原口(94)が凡退、ベンチで敗戦を見届ける岡田監督(右端)=撮影・飯室逸平

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 「JERA CSセ・ファーストS・第1戦、阪神1−3DeNA」(12日、甲子園球場)

 崖っぷちに追い込まれた阪神の岡田彰布監督は「今年を象徴したようなゲームやな。はっきり言うて」と語った。

 「1年間、一緒のやつに打たれて、1年間、対策もできんかったということよ」と指揮官。七回には桐敷が牧、佐野に初球を痛打された。オースティンにはカウント1ボールからの高め直球をはじき返され、致命的な2点二塁打を許した。「入り方やんか。おんなじ打たれ方をしたよな」とシーズン中と同じように、早いカウントからストレート系を狙われてしまった形になった。

 打線は九回に木浪の適時打で反撃するも「1年間を象徴しているようなゲームやったな。何にもできないもんな、だからな」と1、2番がチャンスメークできなかったことが響いた。つなぐ意識を?という問いには「何試合やってるんや。言うてもしゃーない。当たり前のことやんか」と語った。