韓江さん、アジア人女性で初のノーベル文学賞に…「菜食主義者」など日本でも多くの作品が翻訳

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韓国の作家、韓江(ハン・ガン)さんが、韓国人初のノーベル文学賞を受賞。これはアジア人女性で初となる。

韓国人がノーベル文学賞を受賞したことは初めてで、韓国人のノーベル賞受賞は2000年に平和賞を受賞した故金大中元大統領以来、2人目になる。女性の作家としては歴代18番目のノーベル文学賞受賞者であり、アジアの女性作家としては初めてである。

10月10日(現地時間)、スウェーデン・アカデミーは2024年のノーベル文学賞を漢江さんに授与すると発表。選定理由として漢江さんの小説「菜食主義者」などに注目し、「歴史的なトラウマと向かい合い、人間の命の脆さをあらわにした強烈な詩的散文」と評価した。

ノーベル賞の授賞式は、創設者アルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日にスウェーデンのストックホルムで行われる。

韓江さんは1970年に光州(クァンジュ)で生まれ、延世(ヨンセ)大学国文科を卒業した。代表作には「菜食主義者」「少年が来る」「すべての、白いものたちの」「別れを告げない」などがある。

2007年作の「菜食主義者」は海外40カ国に版権が売れ、2016年には国際ブッカー賞を受賞した。また、2021年作「別れを告げない」ではメディチ外国文学賞も受賞した。

スウェーデン・アカデミーは今月7日、ノーベル生理医学賞発表を皮切りに、今年の部門別受賞者を公開している。10の日文学賞選定に続き、11日に平和賞、14日には経済学賞受賞者が発表される予定だ。

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