取材を受けるハン・ガンさん＝2023年9月、パリ（聯合＝共同）

　【ストックホルム共同】今年のノーベル文学賞に決まった韓国の女性作家、ハン・ガン（韓江）さんは10日、受賞の知らせを受けた時は「ソウルの自宅で息子と夕食を終えたばかりだった」と振り返り「とても驚いたし、大変光栄に思う」と喜びを語った。ノーベル賞公式サイトが電話のやりとりを公開した。

　10日は仕事をせずに、散歩や読書をして過ごしていたというハンさん。スウェーデンのストックホルムで受賞が発表されたのは、韓国時間で同日午後8時。発表直後から多くの祝福の声が寄せられた。「息子も驚いていたが、まだあまり話していない。私はお酒を飲まないので、これから一緒にお茶を飲もうと思う」と話した。

ノーベル文学賞の発表後、会場に並べられたハン・ガンさんの著作＝10日、ストックホルム（共同）

ノーベル文学賞に決まった韓国の作家ハン・ガンさんのニュースを伝えるテレビ映像＝10日、ソウル駅（AP＝共同）