第5戦先発の山本由伸(左)とダルビッシュ有

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◆米大リーグ・地区シリーズ パドレス0―8ドジャース(9日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、1勝2敗と後がない状況で迎えた地区シリーズ第4戦の敵地・パドレス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、適時打を放つなど3打数1安打1打点、2四球だった。チームはブルペンゲームで投手陣が踏ん張って快勝。対戦成績を2勝2敗のタイに戻して逆王手をかけ、地区シリーズ突破&リーグ優勝シリーズ進出は11日(同12日)の第5戦に持ち越されることになった。

 まさに大一番となる第5戦で、パドレスはダルビッシュ有が先発することが試合後に発表された。勝って本拠に戻るドジャースのロバーツ監督は「先発はまだ分からない。明日練習するので、それをやってから」と明言を避けた。

 今シリーズ開幕戦で投げた山本は、この日の試合前にブルペンで投球練習を行った。またシリーズ第2戦で先発したフラーティも試合後にブルペンで異例の投球練習を行っていた。

 山本は今シリーズ第1戦以来、中5日。ダルビッシュは同第2戦以来、中4日になる。ポストシーズンで両チームとも日本人投手が先発すると、史上初の快挙になる。