シート打撃で高橋(左)から中前打を放つ森下

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 阪神の森下翔太外野手(24)が9日、11月の国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」などを戦う野球日本代表・侍JAPANのメンバーに今春に続いて選出された。

 すっかり井端ジャパンの常連だ。「プレミア12」の出場はプロ入りから目標の一つ。「素直にうれしいです。代表に毎回選ばれるような、必要とされるような選手になりたい」。日の丸の重みを経験してきただけに、森下の表情は引き締まった。

 昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」で侍ジャパンに初選出された。台湾戦では本塁打を放って優勝に貢献。今年3月には侍ジャパン強化試合・欧州代表戦のメンバーにも選ばれた。シーズンでは打率・275、16本塁打、73打点とキャリアハイの成績。これまでの代表は若手主体だったが、堂々の選出となった。

 「選ばれたからには謙虚にやっていきたい。日本チームは強いと思うので、自分もその一員になれるように」

 井端監督から求められる役割は「打撃」と認識している。「短期決戦になるので、一回のチャンスでモノにしないといけないと思う」と持ち味の勝負強さで主軸を担う。

 甲子園で行われたシート打撃では高橋から中前打。3日連続安打を記録し、計5打数3安打、打率・600。CS本番へ仕上がりはバッチリだ。「気持ちを高める期間にできた。試合になって緊張感も出てくると思うので、なるべく平常心でいられるように、練習でも自信を持ってやっていきたい」。CSでも大暴れし、世界一を目指す戦いへ弾みをつける。