宇宙開発ベンチャーのスペースワン(東京)は9日、今春に初号機の打ち上げに失敗した小型衛星ロケット「カイロス」の2号機を12月14日に打ち上げると発表した。

 民間単独開発のロケットとして国内初となる人工衛星の軌道投入を目指す。

 同日午前11時から20分ごろに自社の発射場「スペースポート紀伊」(和歌山県串本町)から打ち上げる。小型衛星1基と超小型衛星4基が搭載される予定。初号機は、予測よりも速度が足りなかったことをロケットの自律飛行安全システムが「異常」と判断し、飛行を中断させたことが原因で失敗に終わった。