道路陥没受け建物調査、9棟が危険判定 広島住民「早く元の生活に」
広島市西区福島町2丁目であった道路陥没を受けて、市などは6日、避難している住民らを対象に説明会を開いた。
周囲の建物の応急危険度判定を終えたという。
市は取材に対し、判定の結果、調査対象の27棟のうち9棟が「危険」、3棟が「要注意」と判定されたと明かした。残りの15棟のうち9棟は安全が確認されたとした。また、地下の雨水管工事を請け負った清水建設などの共同企業体は、消防署が避難勧告を出した各世帯に見舞金10万円を支払うとした。
説明会には住民ら133人が参加。ある女性は、大きなひび割れの残る自宅へ荷物を取りに帰る際、ヘルメットや段ボールなどの支援を訴えた。「大事な思い出のものもある。一刻も早く元の生活に戻りたい」と話した。（興野優平）
