前日会見に臨む山本(撮影・小林信行)

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 ドジャースの山本由伸投手がパドレスとの地区シリーズ(5回戦制)を前にドジャースタジアムで会見。第1戦に先発予定の右腕は「とにかく勝つことに集中して。いい状態で試合を迎えられるように。こっちでのプレーオフは初めてなので、とにかく全力で頑張りたいです」と力を込めた。

 当初は第2戦の予定だったが「昨日の練習前に監督と話をして、言われました」と明かした山本。登板2日前の変更に「伝えられた時は多少ビックリするところはありましたけど、体の状態もすごくよかったですし、メニューも変えられるタイミングだったので。初戦はやっぱり流れを左右するのが大きいので、責任を持って投げたいと思います」と言う。

 チームメートの大谷をはじめ、パドレスのダルビッシュ、松井と日本人4人が出場する地区シリーズ。「より高いレベルで対戦できるのはすごくうれしい。それ以上に日本のファンが楽しみにしてくださっているのも感じている」と語った。

 「すごくいいチーム」と表現するパドレスとは今年3月の韓国シリーズで対戦。メジャー初登板のマウンドだったが、1回5失点でKOされた。アメリカに戻り4月12日に本拠地で対戦した際には5回3失点。それでも「感覚的にはすごくいいと思いますし、9月に4試合登板して、細かいところでいいものが出てきている。自信を持ってマウンドに上がりたい」と語り、「いつもと変わらない気持ちで、集中して明日の試合に投げたいと思います」と力を込めた。

 右肩の故障から復帰後は球数制限などが設けられてきた。第1戦に「それはちょっと分からないですけど、1イニング、1イニング集中して」と語り、大谷翔平選手との共闘については「WBCの時はリーダーシップもあって。いけるぞという空気を出してくれて、チームを引っ張ってもらったのは覚えています」と明かした。