【エルサレム時事】イスラエル軍によるレバノン地上侵攻で、ハレビ軍参謀総長は3日、「国境近くのテロ拠点を破壊し、いかなる者であれ排除する」と述べ、イスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻勢を強める決意を示した。

 軍報道官はSNSで、レバノン南部の20以上の集落の住民に避難を勧告。地上部隊の展開範囲が拡大する可能性が高まっている。

 イスラエル軍はさらに、レバノンの首都ベイルート南郊で3日、激しい空爆を実施。米ネットメディア「アクシオス」は、先月27日に殺害されたヒズボラ最高指導者ナスララ師の後継者と目されるサフィディン師が標的だったと伝えた。生死は不明。