【レポート】日向坂46・四期生が映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』完成報告会に登場

2024年10月2日 14時57分

■「私たちにとってかけがえのない大切な作品になりました」（日向坂46・正源司陽子）

日向坂46・四期生が総出演する青春映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』の完成報告会が、10月2日に都内にあるRESTAURANT LUKE with SKY LOUNGEで実施。日向坂46・四期生（正源司陽子、渡辺莉奈、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実、竹内希来里、平尾帆夏、清水理央、宮地すみれ、山下葉留花）、そして熊切和嘉監督が参加した。※平岡海月は体調不良のため欠席。

この日の会場は地上47階で片面には東京タワー、もう片面にはスカイツリーが見える超絶景。背面のガラス張りから見える東京の景色に、役衣装の制服姿のメンバーも「すごい！」「高い！」などと大興奮のなかで会見はスタートした。

日向坂46四期生にとって初の映画出演作。角村若菜役の清水理央は「ドッキリかと思った！」と初々しい反応を見せて、池園優里香役の正源司陽子は「驚きましたしうれしかったし、みんな演技に興味のある子ばかりなので『（映画出演が）うれしいね！』という話をしました。四期生は年齢もバラバラだけれど、映画のなかでは同い年の高校生の制服を着てありのままを撮ってもらって楽しくて幸せでした」と喜色満面。桐井智紗役の渡辺莉奈は「四期生は普段から一緒に活動する時間も多いので、そこで深まった絆が映画撮影期間に発揮されたと思う」と手応えを口にした。

一方、これまで重厚な作品を手掛けてきた熊切監督は「まさか僕に話がくるとは…。でもこれを断ったら二度とないと思ったので挑戦として引き受けました。こんなに清々しい気持ちで撮ったのは初めて」とアイドルムービーで新境地開拓。四期生については「それぞれが個性的でひとりとして同じ人がいない。そのバラバラの感じが面白かった」と逸材ばかりだと賞嘆していた。

羽川恵役の藤嶌果歩は、脚本を読んだ際の感想として「役が決まっていない状態で台本をいただいて読んで、このお話の子たちが自分たちに当てはまることが不思議でした。うれしくてワクワクしながら読み進めました」とニッコリ。説田詩央里役の石塚瑶季は「演技が初めてで右も左もわからず、演じた詩央里ちゃんのMBTI性格判断をして自分なりの詩央里ちゃん像を考えながら演じました」と役作り回想した。

桝谷綾乃役の小西夏菜実は完成作を観て「メンバーの等身大の姿が映されていると思って、うれしくて面白かったし、メッチャ笑ったし、感動したし、青春を感じてグッときました」と感激。辻坂美緒役の竹内希来里は「ウルッとくる部分や思わず笑ってしまう部分、巻き戻したくなる部分もあって、何度でも観たくなるような映画でした。あっと言う間に終わってしまって、すべてが詰め込まれている映画だと思いました」と絶賛。花里深雪役の平尾帆夏は「（別々の撮影が多かったため）映画を観て他のメンバーがあんなところでこんなことをしているんだと知れて面白かった。スクリーンで自分を観ると演じたときと違う見え方をしている気もして、それが映画ならではの面白味だと感じました」としみじみしていた。

また浅草でのロケについて正源司は「スタートと同時に海外観光客の方からカメラを渡されて英語で『写真を撮ってくれないか？』と。カットがかからなかったので、池園ならこうすると思い、このまま行っちゃえと『OK！　OK！』と明るく写真を撮って差し上げました。『センキュー』と言われて『ユア・ウェルカム！』と…」とハプニングでの神対応を明かし「周りの方々にも修学旅行中の高校生だと思ってもらえたようで安心しました」と声を弾ませていた。

清水は原宿での撮影を振り返り「平日の竹下通りに行ったことがなくて。たくさんの人がいるなかを撮っていったのは初めてで、新鮮で楽しかった。私は人通りのなかをすり抜けていくのが得意だなと思いました」と満足気。梁取茜役の宮地すみれは、通勤ラッシュ時の新宿駅でロケをしたそうで「人が多くて本当に迷子になりました。道順がわからなくて…。どうしても前を歩いて行く人のあとについて行ってしまうんです。本当にたどり着けない」とションボリすると、熊切監督は「こう動いてくださいと伝えても、そのルートが伝わらない…」と苦笑いだった。

門林萌絵役の山下葉留花は「上野といえばパンダ！　パンダさんに出会えて元気をもらいました」と上野動物園のパンダに大興奮。同時に鳩もたくさんいたと言い「石塚瑶季ちゃんが鳩に足を食べられたことがあるそうで、私も食べられるのではないかと思いました。でも食べられることなく安心しながらハッピーエンドで撮影を終えることができました」と急に石塚のエピソードを暴露した。

最後に正源司は、映画公開に向けて「四期生が初めての演技に挑戦した作品で、私たちにとってかけがえのない大切な作品になりました。女子高生たちがたくさんの方々との交流を通して成長していく姿を楽しんでいただきたいです」とアピール。熊切監督も「11人まとめて映画デビューという光栄な機会をいただき、僕も新鮮な気持ちで撮ることができました。ファンの方には30回くらい観ていただき、アイドル映画という色眼鏡抜きで映画好きの方々にもスクリーンでご覧いただきたいです」と呼び掛けていた。