『小5クイズ』でMCを務めた佐藤隆太、劇団ひとり

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《『東大王』と共に駆け抜けた日々は青春でした。レギュラー放送終了ということで、不定期に特番という形とかで、またやってくれると良いですね》

【写真】元『東大王』メンバー・“東大医学部のプリンス”の現在の姿

《『東大王』と『小5クイズ』とクイズ番組も相次いで終了にクイズの需要が減ってるのかな?》

 秋の番組改編で『東大王』(TBS系)はスタートから7年半、『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(日本テレビ系)は5年間の歴史に幕を閉じる。さかのぼると昨秋に『潜在能力テスト』(フジテレビ系)が6年半、今春には『世界ふしぎ発見!』(TBS系)が38年半にわたる放送を終了していた。終了はするものの、新しいクイズ番組の話は聞かない。なぜクイズ番組は相次いで消えていくのか。テレビウォッチャーのカトリーヌあやこさんによると、

「『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)も7年で放送が終了しましたが、クイズ番組は賞味期限が短く、そのくらいが限度なのかなと思います。バラエティー番組だと新しいコーナーを作ったりしてリニューアルができますが、クイズ番組は基本、出題と回答というスタイルを変えにくく、マンネリ化しやすい。そのうち視聴者も飽きて見なくなってしまう」

人気番組には“クイズスター”の存在が

 近年は一般人が参加するクイズ番組が少なく、回答者は芸能人ばかり。それはなぜ?

「視聴者が参加したいと思えるようなクイズ番組が少ないのでは。『ミリオネア』はみのもんたさんに『ファイナルアンサー?』と言われたくて、出たい人も多かったと思います。『ミリオネア』は賞金が1000万円でしたが、今の番組予算では難しい。

 視聴者が楽しめる一般参加型のクイズは、『高校生クイズ』(日本テレビ系)のようなフォーマットが面白いものですね」(カトリーヌさん、以下同)

 今も続いているクイズ番組には、共通する特徴があるという。

「クイズスターが誕生すると跳ねる印象があります。『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)だとロザンの宇治原さんやカズレーザーさんのような芸人さんが博識だったり、宮崎美子さんが漢字に詳しかったり、そんな一面があったのかと思わされる人が現れると番組も面白くなります。

『東大王』だと伊沢拓司さん、鈴木光さん、水上颯さんらが現れたからこそ、7年続いたのだと思います」

 伊沢が代表を務める『QuizKnock』はYouTube登録者数233万人と大人気で、クイズそのものは今も人気があるが……。

「別にテレビでクイズを見なくてもYouTubeで好きな時間に見られるよね、ということです。昔はお茶の間でクイズ番組を見て、家族みんなで答えを出し合っていましたが、今はそういう生活ではない。

 ただ、アメリカの番組が基となった『小5クイズ』のようにフォーマットを輸入したり、東大生を登場させたり、新鮮な見せ方を提供できれば人気クイズ番組は作れると思います」