児島通算3回目の優勝を決めた宇野弥生

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 「オールレディース 瀬戸の女王決定戦・G3」(29日、児島)

 宇野弥生(38)=愛知・90期・A2=がコンマ09のトップSを決め、BSで2号艇に迫られはしたが、しのいで逃げ切り。今年3回目、通算22回目の優勝を決めた。2着は平高奈菜、3着には富樫麗加が入った。

 宇野は表彰式のステージに上がるやいなや「久々の得点トップだったのですごく緊張しました。逃げられてうれしい」とまずはファンに安どの表情を見せた。「締め切り3分前まで自分の動悸(どうき)が聞こえていた」とレース前の状況を素直に吐露した。

 レースはコンマ09のトップSを決め逃走態勢を築こうとしたが、1Mで平高の鋭い差しが入り、BSで逆転を許しそうな厳しい展開も何とかしのぎ、2Mを先に回って優勝ゴールへ突き進んだ。「少し外してる感じはあったが、足に助けられました。風が強かったのでSは様子を見て行った」とレースに入れば冷静そのものだった。

 これで女子の賞金ランクは7位に浮上。地元開催のクイーンズクライマックス(12月28〜31日・蒲郡)出場が視野に入ってきた。それでも「フライングだけしないように」とあくまで“私らしく”戦う姿勢を貫いていく。