『里のバッキャロー!!』~ある男の千葉の鴨川で⽣き切った物語~

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2024年10月30日(水)~11月5日(火)東京シアターグリーン BOX in BOX THEATERにて『里のバッキャロー!!』~ある男の千葉の鴨川で⽣き切った物語~が上演されることが決定した。

「47都道府県を題材に演劇作品を創る!」そんな合言葉からシリーズの公演がスタートした本作。今年で12年目を向かえるバッキャローシリーズ!の第11弾(前編)公演になる。

いろいろ大変なご時世だからこそ、バッキャロー節である「明日からの生きる勇気・希望・元気」をテーマにおくる。

出演者は、田中尚輝、岡田彩花、フクシノブキ、高宗歩未、田中晃平、林 千浪、武田知大、水野花梨、吉田晃太郎、塩出純子、川名浩介、加藤大騎、桐山 京、山谷勝巳、大林素子、笠原紳司。
脚本・演出は菅野臣太朗が務める。

【あらすじ】
両親の顔を知らずに育ちコミュ障で不登校気味だった松五郎は、周囲から「落ちこぼれ」のレッテルを貼られる。
松五郎は寝る間も惜しまず猛勉強をして国⽴⼤学に受かり
そのレッテルを払拭するのだが周囲から「浮きこぼれ」のレッテルを新たに貼られ疎外感を持つ。
⽇本に失望し海外の大手自動車メーカーに入社。
優れた才能を発揮した松五郎はその仕事ぶりが評価され
周囲から「エリート」のレッテルを貼られるが、何処か皮肉めいた風も感じていた。
松五郎は誰が決められたわけでもなく物心ついたころから心の中に宿命のように刻まれた言葉があった。
「人生は30まで」 そして松五郎は今年30。
「家庭」「学校」「会社」を行き来すればするほど貼られる数々のレッテルに疲れ果てた松五郎は最後の1年を日本で暮らすことにした。
人の少ない田舎で自然の恵みを活かした里山ライフを満喫しつつ松五郎は1人で生きていくことを決めた。
この演劇は救えない希望と未来ある絶望しかない松五郎の一生と
目まぐるしく進む世の中に置いていかれた人たちと
人間に寛容な面持ちで制裁を下す自然が絡み合った現代劇です。
そして 悲劇のような喜劇です。

脚本:演出 菅野臣太朗